家づくりのプロセス
「二階から一階を見渡したい」「吹き抜けの周囲を自由に歩けるようにしたい」というご希望を中心に計画した2階建ての住まいです。
上下階に分かれていても家族の声や気配が伝わり、子どもの様子を自然に見守れます。一階と二階のどちらにも回遊性があり、行き止まりの少ない、家の中をのびのび歩ける間取りです。
外観
外観はネイビーを基調とし、玄関まわりの一部に木目調のサイディングを合わせました。凹凸の少ないシンプルな建物に色の切り替えで変化をつけ、落ち着きと親しみやすさを両立しています。
縦長の窓を上下階でそろえ、外観にもすっきりとしたリズムをつくりました。

LDKと吹き抜け
玄関からLDKへ入ると、住まいの中心に大きな吹き抜けが広がります。二階のホールは吹き抜けの四方を囲むように配置され、どこからでも一階のリビングを見渡せる構成です。
二階ホールの腰壁には、造り付けの絵本棚を設けました。表紙が見えるように本を並べられ、家族が通るたびに自然と絵本へ手を伸ばせます。
反対側にも収納を設け、たくさんの本を身近に置ける小さな図書コーナーとしました。三つの窓が並ぶ一角には電子ピアノを置けるカウンターを造作。吹き抜けを通して演奏が一階へ届き、ホールが単なる通路ではなく、読書や音楽を楽しむ場所になります。

大容量のファミリークローク
一階のファミリークロークは、家族の衣類をまとめて収納できる大容量です。丈の長い服と上下二段で掛ける服を分けられるよう、ハンガーパイプの高さを変え、棚も組み合わせました。
脱衣室と玄関の間に配置しているため、洗濯した衣類を各部屋へ運ぶ手間を減らせます。入浴前後の着替え、外出前の身支度、帰宅後の上着の収納までが一つの動線上で完結します。

高さのあるカウンターキッチン
キッチンには、リビング・ダイニング側から手元が見えにくい高さのあるカウンタータイプを採用しました。調理中の器具や洗い物をほどよく隠し、家族や来客が過ごす側からは木目の美しい家具のように見えます。
キッチン脇にはパントリーを設け、食品や調理用品をまとめて収納。ディスポーザーも備え、見た目のすっきり感だけでなく、日々の家事の負担軽減にも配慮しています。

窓が多く採光性の良いLDK
LDKの向かい側には公園が。その立地を生かし、大きな窓から緑と空を室内へ取り込みました。Low-Eガラスによって外からの視線や日射に配慮しながら、室内からは公園の景色を楽しめます。
南面を中心に窓を多く設けているため、木目を基調としたリビング・ダイニングに柔らかな光が回り、吹き抜けを通して二階まで明るさが届きます。家族の顔、声、光、景色が家全体をめぐる住まいです。

規模 小規模建築物
敷地面積 567.03㎡
延床面積 152.77㎡
種別 木造住宅2F建て
家族構成 3人
竣工日 2022/8/1
